横浜〜新橋の定期券(半年)をできるだけ安く、かつSuica一枚に収めるにはと言う課題を解くことにした。
前提として、Suicaなので全区間私鉄は使えません。 どちらか側が私鉄っていう選択肢はありますが、JR直通の方が便利なのでJRのみで考えます。
1.「横浜〜新橋(=東京)」 65020円 最もシンプルに考えて、直通定期。 これが基準です。
2.「横浜〜蒲田」+「蒲田〜新橋(=東京)」 60480円(-4540円) JRの階段式距離運賃制度の隅をつついたプランです。
まず下の表が距離別運賃です。 距離は小数点以下切り上げです。 営業キロ 片道運賃 1〜3 130円 4〜6 150円 7〜10 160円 11〜15 210円 16〜20 290円 21〜25 380円 26〜30 450円
横浜〜新橋は26.9kmなので450円 一方横浜〜蒲田は14.4km210円、蒲田〜新橋は12.5km210円。合計すると420円。 実は蒲田で切った方が安くなるんですね、普通運賃で30円。 ちなみに蒲田〜東京は14.4kmなので、蒲田〜新橋と同額でいけます。 定期を考えるならば新橋でとめるより東京まで伸ばした方がお得です。
ただしこのプランには問題があります。 Suica二枚にするかSuica+磁気の二枚にするしかありません。 一筆書きできるので、Suicaでの二区間定期が購入できないのです。 (二区間定期:乗車範囲がT字になる場合に作ることができる定期券) さらに、横浜〜品川間は必ず蒲田を通らないといけないので横須賀線には乗れません。 もっと言うと、出場時には必ず係員に処理してもらわないとけなくなります。 めんどくさすぎ。
2.「横浜〜品川」+「五反田〜東京」 63500円(-1520円) ではT字にするにはどうしたらいいか。 JRで分岐路線のある駅を基準に考える必要があります。 自分が乗る可能性のある路線で分岐駅を選びたいですね。 横浜〜新橋間で分岐線のある駅は東神奈川・鶴見・川崎・品川。 横須賀線も乗りたいので品川(22km)を選びます。 横浜〜品川間は特例が適用されて、横須賀線の駅も乗り降りできるようになります。 横浜側は、一駅伸ばすと保土ヶ谷ですが25kmなので料金区分が変わってしまうのでやめます。 では次は品川〜新橋を検討します。 1で説明したように、連続区間ではSuica一枚にできないので、品川側を一駅伸ばしてみます。 大崎〜新橋は6.9kmなので、品川〜新橋の4.9kmとは区分が変わってしまいますがこれはしょうがない。 6.9kmは7〜10km区分なので、9.9kmまでは同額です。 この区間を含ませて最大距離をとろうとすると五反田〜東京(9.7km)か新橋〜目黒(9.0km)が最大と思われます。 目黒より東京の方が使い出があるので(秋葉原に近くなるので)そちらを選びます。 これで半年定期で1に比べて-4540円になります。 Suica一枚で一番安くするならばこれが一番じゃないかと思います。
3.「横浜〜品川」+「五反田〜上野」(半年で6回以上秋葉原に行く前提) 66530円(+1510円) 特に何も無ければ2が一番いいのですが、 うちの会社の規定で定期券は支給額以上を自腹で買うことは許可するが、 支給額未満ならば差額返せってことになっているので、2はダメなのです。 では支給額を上回るにはどうするか。 五反田〜東京のを一区分分伸ばせばいいわけです。 というわけで使う範囲で伸ばしてみたのが五反田〜上野(13.3km)。 14.9kmまで伸ばせますが、はっきり言って乗らないのでいいです。
半年で1510円足すだけで、こんなに乗れるようになってしまうんですねー。 使うかどうかは別として。
ただしこれ、横浜〜品川が京急との競争区間だからできる特別料金設定のおかげらしい。 区間が変わるとダメなんだってなー。 |